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経口中絶薬(メフィーゴパック)について

お知らせ

皆様もご存じの事と思いますが、人工妊娠中絶のための内服薬(メフィーゴパック)の日本での使用が厚生労働省において認可されました。今後、近いうちに実用化されます。この薬剤は2種類の薬剤を使用するもので適正使用が義務づけられており劇薬指定となっており使用(処方する)医師は母体保護法指定医でなくてはなりません。すでに当医療機関においては、3名の母体保護法指定医により適正使用についての準備がなされております。この薬剤は、使用できる妊娠週数や管理に厳しい規定が設けられておりますが手術に比べ子宮への負担は少なく、うまくいけばより負担の少ない方法とされWHOでも推奨されており、新たな選択肢の一つとなります。

この経口中絶薬(メフィーゴパック)は、2種類の薬剤を使用します。適応対象は妊娠9週0日以下の方です。使用方法は先ず、妊娠を継続させるホルモンの作用を抑制するミフェプリストンという薬剤を内服し36〜48時間後に子宮を収縮させるミソプロストールという薬剤を内服するという方法です。臨床試験ではその後24時間以内に約93%で中絶が確認できているとの報告です。中絶が完了しない場合や遺残物が残り出血が続く場合は手術が必要となります。

薬剤による中絶は一見簡単そうに思えますが、薬剤による中絶も体への負担は少なくはありません。人工的な流産を起こすので、月経より強い腹痛・出血がおこり嘔吐や頭痛を伴う場合があります。また、我慢できない程の痛みや大量出血が起こることがあり2錠目のミソプロストール内服後、中絶が完了するまで医療機関内にとどまることが条件とされています。

詳しい内容(処方開始時期など)については、分かり次第掲示いたします。

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